時計のベルト交換

2022年10月28日(金)

羽織ものを着たり置いたり繰り返すこの季節、いざという時のために靴下やアームカバーをバックに入れて持ち歩き、羽織るものを数種職場に置き、なんとか対応。   体調管理に手間暇のかかるお年頃です(笑)

今日は、この秋の変わり種革ベルト交換事例の中から、ほんの一部ですがご紹介させていただきます。少しでも参考になれば嬉しいです。

TISSOTティソ。 革ベルトにまぁるい穴があいたデザインはいくつかの時計ブランドから以前に出され、大変人気のデザインでした。 当時は何社かの革ベルトメーカーからもそれを意識した同様のデザインの革ベルトが出ていました。 が各社いつの間にか廃盤に。 今は、オーストリア製のヒルシュが質感の良いものを引き続き定番として作られているのですが、これはオススメです! このデザインがお好きな方は、どうぞお声がけくださいね。

こちらは、GaGaガガミラノ。サイズや形状が特殊の為、先程のデザイン同様ほぼ既製品の中には無く…、GaGa対応の専用モデルとしてカシスから販売されている。お色のラインナップも数色あるので、現物をご覧いただける様にサンプルのご準備して、実際に見てからお選びいただけます。こちらのGaGaさんは文字盤、ケース共にブラック、てことでやはりブラックカーフが一番!お似合いでした(笑)

こちらは、サイズも素材も共に珍しいテジュー(オオトカゲ)のご希望でした。リザードとは違い、革の表情に味わいがある。ベルトメーカー「バンビ」といえば、時計の革ベルト(金属も含め)業界をここまで引率してきた大手メーカーといえよう。 さすがの部分も多く、例えばこのテジューのラインナップや価格帯は流石だなと思う。

3社の特徴のひとつをそれぞれご紹介したものの、まだまだ他にお気に入りの革ベルトメーカーさんが存在するので、これはまた次回以降でいづれ〜。今の世の中、ネットに力入れているところだけが認知される傾向にあるけれど、本当はそこ現実とは違う。「いかにうまく売るか」より「いかにイイもの(※)を売るか」て事をひとつひとつ大切にできる店で在りたい。とつくづく…。

※ イイものを売る とは、使い手(買い手)にとってのガラスの靴を全力でお探しし、奇跡の出逢いをしていただく、という小さな時計屋の永遠の課題です。

さぁ、あっという間に月末間近の週末ですね。やり残し、思い残しの無いよう精一杯参りましょう〜。

全てのご縁に感謝致します。