ありがとうの対価

2024年3月19日(火)『本日3／19は火曜日の為定休日です』

駅構内に店舗が在るのだから当たり前のコトではあるのだけれど、この13年間起きているほとんどの時間を名古屋駅の構内で過ごしている。　地下街は、ホコリや寒さなどあれこれと……とにかく身体に良い環境とは決して言えない…　少しでも環境を整えなければ体調を崩すと感じたオープン当初から「整える事」に注力し続けイマに至る。　店内には常に生体エネルギーを放ち、心身の整いをサポートしてくれるBGMを、払い清め手を合わせ細かいこと言えばキリがないくらいアレコレ縁起も験もピンときたらすぐ担ぎ。　そんな中、コロナはじまり頃からだろうか、朗らかで元気な笑い声が小さな時計屋に「心地よさ」と共に届く様になった。　誰かの笑い声、ってほんと心地よいですね、もちろん笑い方にもよるだろうけれど(笑)　後に、その発信主がお隣の店舗のスタッフさんと知った。

発信元の Y君、店内にお客様がみえない時も、もちろんお客様とお話しされている時も、いつだって楽しそうに笑っていた。　そのY君が次のステージへ向かう時を迎えた、日頃から若者応援団であり彼等のママ世代の私としてはもう、それは嬉しくて胸が熱くなってしまった。

とっさのことで驚きもしたけれど、隣店で働いている者同士というだけで事前にご挨拶に来てくれるその姿勢がY君らしく、どこかで「そうだよね、君はもっと大きなステージに立てる子だよ」とも想えた。　無意識に口から溢れる様に出てきた見送りの言葉は、私が人生半世紀波乱万丈経験して深く気づいた『循環』についてだった。「ありがとうの対価で生(活)かされている」て話…。

どうやら受けとめてくれた様子。「なるほど、すごい、気づいたら鳥肌が立った！！」て嬉しそうにそんな感想をくれた。　子供の頃からの夢だった地に移り初めての一人暮らしがはじまる、ワクワクドキドキそれからヒヤヒヤ！？　この先いろんな経験をされる事でしょうね。　

ただ、私は想う。　

優先はコスパやタイパ！無駄足を踏まないようにと先ず動く前に条件を確認、自分にお得があるなら動く、政治も企業も個人も…、臭いものに蓋をしてどこかで自分さえ良ければ、みたいな世の中ばかりが目に留まる現代。そうでないと生き残れないと思わされていたこれまでの流れも事実だろうけれど(実際ホント生きづらかった) そんな中で…。

収入でも条件でもなく、子供の頃からの自身の夢を叶えるべく、まさに夢の世界へと迷いも躊躇もせず歩き出す若者の生き方、最高です！！　