革について
革の加工、と言えば、姫路のたつのが日本一。
北海道や東京、和歌山なども有名どころ。
ここ数年、「 栃木レザー 」のベジタブルタンニンで鞣(ナメ)された
革のことを時々耳にする機会が増えた。
ベルトメーカーの担当者の方が、たまたまご縁あって見学に行かれたそうで、
皮が革になる過程のお話と共に、冊子を頂いた。
すっごい過酷な状況らしいです…(・_・; ( ニオイがとにかく…。 )
元々、よーく考えてみたら、生き物の皮膚だものね。 当たり前。
生物の命を無駄にしない様、最後まで活かしきるコト。
天然皮革ならでは、の耐久性、保温性、そして品質の良さなどを、
最大限に活かすために、日本の匠の技の継承者達が切磋琢磨、そして何よりも
想いを込めて創り上げてきた歴史があるのだ。
革になる工程に携わる職人達の真摯な想いがあって、
本革を心地よく使うことができているのだという事を、忘れずにいなければと、
そんな事を感じた。見えない所で紡がれている想いが、質感の良さになり、
品や輝きになっている事に少しだけ心を寄せて、
時計のベルト選びのお手伝いをしなければ、生き物にも、職人さん達にも、
申し訳が立たないですね。
店に立ち、接客するからには、私達はプロなんだから。
知らないじゃ済まない!!て。
………そして、私はちゃっかり。
次回またどこかのタンナーや工程に触れる機会がある場所に行かれる時は、
是非ご一緒させて頂きたいと、お願いをしてしまった (*´꒳`*)/
また新しい扉が開きそうな予感ー☆
その日が来るのが、楽しみです。
テル