時計に水が入ったら…

時計に水が入ったら。ってお話

時計の防水性には、3BAR、5bar、10ATM、200M、など。

いろいろな記載方法があり、時計の裏蓋にその刻印が記されているものが多い。

( 中には文字盤に記載(プリント)されているものもありますが。)

でも、コレらについて少し詳しい説明を購入時に受け、充分理解したうえでご使用

いただいている方は、非常に少ないのかもしれないな、

と、そんな事を想っています。

なので、お客様とお話をさせていただく際は、できるだけ詳しくわかりやすく、

記憶に残る様、気愛を込めて丁寧に、ご説明差し上げているつもり…。

なのですが、まだまだ力及ばず。

またかわいそうな時計が運び込まれてきました。

オメガシーマスターの中でも防水性の高い300M…。

年数が経過すると当然のことながら、使い方やメンテナンス方法を誤ると、

いずれはこうなることもあるのです。

本来はオーバーホール(分解掃除)が必要です。

一日も早くご検討いただく必要があります。

が、この度はまず応急処置的にとのご希望により、

乾燥させ、水気をとらせていただきました。

少しでも早く分解掃除で戻っておいで、とそっと想いを込めて、

この度の作業完了。

年数経過とともにも金属も歪みが出ます。ガラスやリューズの隙間を埋める

パッキンや接着剤も当然劣化し伸びます。車のワイパーゴムを変えないのと同じ。

どうぞお手元の時計のメンテナンスは定期的になさってくださいね、

気になるけどどうかな、と心配な時は是非お気軽に見せて下さい。

診断します。状況をできるだけわかりやすくお話しさせていただきます。

それからどうするか考えていただいたら良いと思うのです。

可哀想なことになってしまう時計がひとつでも減るといいなぁ…。

そんなふうに思う連休初日でした。

さぁー連休中日!気愛入れてがんばろう!