刻まれる時を味わう

2024年4月19日(金)

今日の陽気に導かれ、ピタッとある時と重なった。もう 何年も前のこと。生まれ故郷に向かう機内で『刻まれた時を旅する』そんなようなお題ではじまるエッセイに出逢った、その時に溢れるように湧き上がった 想い 。あの時の空の上と今がスッと繋がった。

全てが便利な現代、建物ファッション何でも次々と流行が流れ、目移り、心移りしてしまって、いったい何がしたいのか分からなくなってしまう自分を、いつしか『もったい』と強く思うようになった事。それ以来あえて、手間をかけながら生活をするよぅにし、手間をかけた食事をし、丁寧につくられた服や古着を選び、本業の音楽でさぇも、最先端の機材を使うとすぐにできる曲もあえて手間と時間をかけ、その音楽を聴きにきてくれる人に感謝の想いでライブをするんだ、といぅ事が丁寧な言葉で書かれていた。 

芸能界で生きる著者は忙しかろう生活の中で、敢えて手間をかけて「時」をゆっくり進ませ「想い」「気付き」を感じとりながら、きっと今も時を味わいながら旅をしているのだろう。(KK/堂本さんでした)

当時寝る時間もこの身も削って仕事をしていた自分の奥に、大きく深く刺さった。2024年春、あれから何年が経ったのだろう。

『ワタシハイマドコヲアルイテイルノダロウカ』 

あの頃想像もできなかった程、のんびりぽちくらマイペースで歩いている。まるで、行ききって折り返しているみたいに。景色を眺めながら、時に寄り道や立ち止まってみたりもしながら。

そして想う『イイ感じ、イイ線いけてる』 と……。

日本人は虫のしらせを受け取る民族、虫の声を唄声の様に聴く民族とも言われている様です。(本当かどうかは知りません) 確かにそれぞれに時を迎える虫や花々、風や雨、自然界の全てが日々届けいてくれているコトに想いを馳せながら生かされるのは心地よいモノです。

たまには、コレまでにいただいた恩恵と繋がっていることに意識を向けてみるのも良いものです。

どうかそれぞれに今この時が善き時の粒となります様に⏳