時計金属バンドの修理 〜 内うち の普通 〜

2023年10月24日(火)『本日10/24は火曜日のため定休日です』

実り多き秋! 代表格の 栗きんとん をはじめ ローズガーデン 、なが餅 、それからこだわりのお煎餅 、尊敬するパティシエのパウンドケーキ あれこれと、とにかく色々と頂戴しまして…。 こんなに多くの方のご支援をいただき、その皆様からいただく愛によってスタッフ共々活かされているのだなぁ〜有り難さにしみじみと触れています…。 50歳を過ぎた頃から、できる限りストレスと思しき事を一つ一つ手放す事を意識し、少しずつ全てをスローダウン、頑張り過ぎずに少しのゆとりと共にのびのびと、なんて事を大切にしながら過ごしている。 おかげで世の中の『時のスピード』にはついていけていない様な…それで良し。テーマは『ぽちくら』と『マイペース』 

色々な方とお話をする機会をいただく中でつくづくと想うのは、『普通』とか『常識』とかっていう言葉の定義について。  例えば、私はこの業界に入る前、料亭や創作料理店それからかに料理の専門店などで社会人としてのノウハウを学ばせていただいた。その頃は「副業などもっての他」が普通で、正社員が他社で収入を得ているなんてことになれば解雇にもなる時代だった。 良い学校、良い会社、そこに長く勤める事が正だった。 まさに私の様に18で大学中退し専業主婦、学生バイトしかしたことなく25で社会人デビュー、使い物にならないとはっきり言われていた。 今とは違う普通がそこには存在していて、枠からはみ出た人はまともに生きる事が大変だった。 ま、でも当時のその環境のおかげで自分が命懸けで気合と根性を背負って必死に頑張った、そしてあの経験こそがまさに今の自分を確実に支えてくれているのだから全ては感謝。 普通てこんなに変わっているんだなーて。

非常識こそが常識にその逆もまた然り。 私自身が一般的な普通という枠からはみ出た波瀾万丈の極みスレスレにある所で生きてきたから、私の中の普通という感覚がズレているのかもしれない。だからこそ小さな時計屋にこそできる事が増えたのだとも感じている。

 いつからか、金属ベンドの修理依頼と実績が多い小さな時計屋。 何故かって、おそらく部分的に傷んでいるところを修理する技術と経験が多いからなのかな、て。 「あっちでもこっちでも断られた」と言う半分お怒り混じりのお客様からのご相談も少なくない。 『普通』と少しズレたうちの感性こそが、お役に立てているのかも、て思ったりもする笑。

何が良くて何がそうでないのか、何が普通で何がそうでないのか、コレは価値観の相違。小さな時計屋は小さな時計屋の基準でお仕事をさせていただくのみ。できる事の中で、お役に立てる事があるのであれば、それがお喜びいただける事であれば、精一杯お手伝いさせていただく、それだけ。それが内うちの普通。

そんなこんなの小さな時計屋が、今こうしてココで営業させて頂けていることにつくづく感謝です。

有り難い!! キセキです!!

オメガバックル破損修理 オメガ金属バンド修理