2022年10月21日(金)
ググッと最低気温が下がり朝晩はひんやり。普段に増して身体の声に耳を傾けたい季節です。 気づけば10月も後半、刻の流れに若干おいていかれてる感ッ。
少し前にご遠方の高知県から修理のご依頼をくださったA様から、厚みあるお便りをいただきました。地元では治らなかった時計が復活した事を大変お喜びくださった様子。手紙を読みながじわじわと胸が熱くなりました。(なんと有難い事、言葉にはならない想いが溢れます)
かといって、小さな時計屋はいつも褒められているばかりではありません。お叱りのお言葉をいただくこともございます。褒められるばかりでも叱られてばかりでもなくどちらも適切なバランスで。 それもこれも含めて、お客様からいただく全てが小さな時計屋の糧となり生かされている。
あなたにとって、秋はどんな季節ですか? 今秋は個人的に読書の秋感が満載ですが、振り返ってみると小さな時計屋にとっては断然、実り(稔り)の季節。
今この瞬間のこの世界が在るのは、誰1人・何ひとつ欠けることなく在るがゆえ。 関係ない様に思えることですら、知らぬことですら、どこか誰かを介して全ては繋がっている。 いつか撒いた種が、どこかで落とした種が、適切なタイミングでベストポジションに芽を出し、花を咲かせるということの様に感じます。
だとしたら。
とにかくご機嫌様で時を刻む事がなによりも大切な事だろう。
いただいたくご縁に支えられ、今日も小さな時計屋は間違いなく幸せです。
どうか、あなたにとって今この瞬間が、
どうか、最善の時であります様に。
19回目のみのりの秋、まさに時は秋の様です。 全てのご縁に感謝。