いざという時のものの備え 

いざという時のものの備え

早朝、すごいサイレンの音があちこちから聞こえ、近づいてきました。

目の前で止まり、え!?!? あ………。

朝方の空が明るくなる頃に眠りについたばかり、

その数時間後の出来事でした。

寝起きの私の頭は大パニック、というよりも、どしたら良いのか考える

事も出来ずに、ただただキョトン!!

が正しいのでしょうか。

何台も何台も、救急車、消防車、パトカー、レスキュー隊!?

そして大きな大きなはしご車まで。

見える範囲に、ざっと20人〜ほどの隊員さんの数…。

え!?

結局のところ事なきを得たのだそうですが…。

あんな大きなはしご車は、初めて間近で見ました。

流石に驚きでした!!

コレがもし、本当に火事で大変な事だったとしたら…。

私は確実に逃げそびれていたか、もしくは何にも持たずに裸足で飛び出しどこかで

怪我をしていたか、

そんなところだったのではないかと…。

「肝が座っているほうだ」と思っていたはずの自分自身の驕りの様なものを

実感しました。

熊本地震の後、お城の見学に訪れた時、地元の方が話してくださった事を思い出しました。

地震の時、自分は怖くてガタガタ震えながら靴もまともに履かずに庭に飛び出した、

そして気づけば奥様は財布の入ったバックを持ち、運動靴をちゃんと履いていたと。

その話をお聞きした時は、面白おかしく話される言葉につられて笑いましたが、

今考えると、すごい奥様です!!

大きなサイレンの音に起こされ、ただ何もせずボケーッと立ちすくむだけだった自分。

いざという時なんて、いざという時にしかこない。

コレまで体感した多くの悲しみや辛い 別れの中で、

「いつその時が来ても 後悔のない様に、日々精一杯生き切ろう!」

そう覚悟して生きてきたつもりだったけど、全くの逆!!

何も覚悟できていない!!

日常の中で、「備え」 が全くできていないことに気付かされた火曜日でした。

大須の観音様に手を合わせ、幸せ(仕合せ)に感謝 参りをさせていただきました。

周りの皆さまが誰1人もれなく、どうか笑っていられます様に。

全てのご縁に、ありがとうがいっぱいです。