ダイヤモンドの指輪リフォーム

2023年2月21日 『本日、火曜日の為定休日となります』

三寒四温の真っ只中。寒暖差がツラい季節ですが通勤ルートの傍に住まう草木が、日々一歩ずつ春に近づいていることを知らせてくれる嬉しい季節でもあり、心が清晴れてゆくのを感じます。まるで自らが光に導かれているかのように。

モノゴト全ては両側面の意を持ち合わせているから見方や受け取り方次第という事。 であれば、その時々の自分に都合の良い様にモノをみる、そんな視座を大切に持っていたいと思います(笑) (映画、エゴイストの影響受けすぎかな、いや〜良かったですよ)

そんな今日は地球上奇跡の産物、硬度10のダイヤモンドについて。

タテヅメと言われる婚約指輪
タテヅメと呼ばれるダイヤモンドリング(通称、婚約指輪とも)

若かりし頃、婚約指輪の相場はその男性の給料3ヶ月分が妥当なんても言われていた時代があった。今考えるとすごい時代でしたねッ。 

こんな大きな(こんな綺麗な)指輪を貰ったのよなんて皆に話したり、それがその女性の価値の様に取られたりもしていた様です。「タテヅメ」というだけあって高さがあり、とても使い勝手の良いモノではなく、ダイヤモンドが指の横に寝転がって指の真ん中に立っていることはなく、どこもかしこもに引っかかりとにかく使いづらい!?のが大きなデメリット。

タテヅメ婚約指輪

あの時の婚約指輪を皆様どうされたのでしょうか、今それを身につけておられる方はあまりお見かけしなくなっている様に感じます。

お嬢様やご子息の婚約時に、その時のダイヤモンドを使って婚約指輪を新たにオーダーでされるも良し、ご自身の今後に使えるようリフォームされるも良しなのですが。

小さな時計屋は、そのタテヅメの指輪たちの復活のお手伝いをすべく、リフォーム(作り直し)を推奨しています。(もちろん指輪だけではなく、ペンダントトップへの作り替えも)

ご年配のご夫婦からご相談をいただき4週間の時をいただき、タテヅメの指輪をシンプルなデザイン且つ 特別なダイヤモンド感を感じさせる指輪へと、リフォーム(お作り直し)をさせていただきました。 

ご夫婦でお受け取りに来られ、それはそれは大変お喜びくださいました。そう、これぞ醍醐味。 このお仕事をさせていただく中で、最も嬉しい瞬間です!

さっそくつけて帰ります❤︎ 奥様のそのお姿は美しほどキラキラしていました。 それを傍で見るご主人様もなんとも嬉しそうで。

まさに、想い出の復活の瞬間です!  いくつになっても、時がどれだけ経っても、ダイヤモンドの輝きは変わらず増すばかりなのです。地球と人の手が創り出す芸術作品によって、人の想いもまた、何度でもアツくなる。という事を改めて実感させていただきました。

大河の一滴(ひとしずく)として、喜び感謝の中に身をおくことが全体の幸せに繋がる。

さて、今日は私にとっても特別な一日になりそうです。

どうか全て、それぞれに良きようになります様に。