年代物の時計修理

11月28日(土)

お天気予報はiPhoneで見る様にしているのだけれど、今年はいつまでも暖かい名古屋。

名古屋駅前のイルミネーションは、キラキラと輝いているけれど、まだ冬物コートや

マフラーなんて、と〜んでもない(笑) 暑すぎて身につけられない(笑)

ふわっと薄手のカーディガンがあれば、それで良いくらいの信じられない暖かさ!!

11月も終わろうとしているのに、おかしな気候ですね。

地球温暖化の影響で良くない事なのかもしれないけれど、

「神の計らい」を感じずにはいられない。

あたたかいからこの程度でいられているのだろう。きっと…。

お天気の神様か、お天道様か、分からないけれど、地球を導いているであろう

何か大きな存在に、感謝しかない!!

本当に世の中は、うまくできているモノですね。(笑)

そんな中、

小さな時計屋では年代物の時計達が分解掃除オーバーホール

から仕上がり、「想い出の復活!!」の時を迎えた。

ゼンマイ式時計しかない時計業界に、約50年前にクォーツ時計が登場。

いつしかクォーツ時計が主流へと、時代が流れていった。

そんな頃のそれぞれの時計達が、私の奥に何かを感じさせてくれた。

それにしても、ケース(時計本体部分)の形状見てください!

なんとも、個性的で皆どれも、可愛らしいこと!!!

そう…思いませんか!?

誰がどんな意図でこのケース形状をデザインしたのでしょう。

なんと美しい!! ステキです!!

手に取り、声をかけながら一点ずつ拭き拭き、そして最終チェック。

いよいよ退院の時を迎えます。

涙出そうになっちゃいました(笑)

時代が新たな流れへと変わりゆき、ゼンマイ式時計の多くは一部を残して

消滅していった事実。

でも、だからこそ今。

1人何本もの時計を持つことのできる時代になり、また「狂わない止まらない時計」が

誰にでも当たり前のように買える時代になったわけで。

当時の、「ものづくりに対する意識」の高さを感じずにはいられない。

だからこそ、こうして年代物の時計を何十年も大切に使っていただける。

それらを、大切にしてくださっているお持ち主様方がいらっしゃることにも感謝。

要するに、 全てのご縁に感謝しかない、てことですね〜。

イマココで、私如きがこうして呑気に仕事をすることが許されているのは、

スタッフ、お客様、をはじめ、関わる全ての皆様のお蔭様。

あっという間にまた週末、そしていよいよ月末。

『 大丈夫、なんとかなるよ。こんなにステキなご縁に守られているのだもの。』

そう自分に言い聞かせています。

感謝いっぱいです。

ありがとうございます。

皆様どうぞ笑顔で、楽しい週末の時をお過ごしくださいませ。