シースルーバックの手巻き時計

2021年5月5日(水)㊗︎こどもの日

端午の節句。今年はほとんど鯉のぼりに出会っていないなぁ〜。

それだけ今年は通勤路以外は地下街にこもりきり、でいるという事なのだろうなぁ〜。名古屋の街中では鯉のぼりはなかなか、ね。

毎年春はお山や大自然に囲まれた地域などの方面に、出かける事が多かったので、気持ち良さそうに風に吹かれている鯉のぼりをみる機会もあったけれど…。今はもう祝日の国旗掲揚と同じで、鯉のぼりも出すお家が減っているのが現実なのかな。そう想うと、ちょっと寂しい気持ちになります。

昨日は通常定休日の火曜日ということもあり、小さな時計屋にはとてもゆっくりとした時が流れていました。修理仕上がりチェック中の、全身シースルーの手巻き時計をみてしばしうっとりしたりして(笑)

こんな小さなガラスの箱の中に、200点以上もの小さな小さなパーツ達が、それぞれのお役割をもってそこにあり、それぞれの丁度良い加減で関わり合いながら、全体でひとつの時を刻み、紡いでゆく。この最高最善のバランスを保つからこそ進んでゆく針。 時計を覗いていると、その動きが人の人生に重ね合わせて視えてくる。そして目に見えないことの方がほとんどだという事も、ひとりひとりの存在も全ては必要でここに在るのだと、マジマジと実感させてくれる。ゴマ粒のひとつ分のパーツにも役割があり、ひとつでも具合を悪くすれば時計は不具合をおこすんだものね、実際そんな状態で修理をさせていただくことになったのだから。

修理品達は、こうしてセミナーや講演では味わえないスペシャルなかたちで、わたしに日々濃厚な学びと気づきを分かりやすく丁寧に、しかもダイレクトに届けてくれる。最高の師匠です(笑)

あーん、感動だ🥺  静かな時間だからこそ、聴こえる修理品達の声に耳を傾ける幸せを味わう事ができている。有事が起きたからこそ実感できたんだよな〜。ほらね、全てな表裏一体なんだもん。しっかり表に視点を合わせよう。

静かな時の中で、修理品達の声に耳を傾け、交信しながら営業が成り立つ。そんなステキなバランス♡ 探そう〜😆笑