2022年1月15日(土)
金属バンドのバックルが破損したオメガスピードマスターの修理依頼が郵送で届きました。 6年前に当社でオーバーホールさせていただいた記録あり。
あーあぁ……、無惨な姿にびっくり(苦笑) そしてしゅん……(悲)
金属バンドバックルのプッシュボタンのバネ部分とバンド駒のピンも数本交換する事になりました。 念のためにと精度の機械計測をしてみると、遅れ気味。許容範囲を逸脱していてこれはオーバーホールが必要だと判断するに至りました。
大切な親子の絆を、繋げている想い出のスピードマスターもこれでは…、 早速お持ち主様に連絡し、オーバーホール+金属ベルトの修理として見積もりを取らせていただく事になりました。(おおよそ60,000くらいはかかりそうな予感)
トリプルカレンダー付きのオメガスピードマスターはこの小さなケースの中に二百数十点の小さな小さなパーツが詰め込まれており、それはそれは精密な機械製品なのです。
サビや汚れ、精度、について。 すこーしお持ち主様に今後の日頃の使い方をお伝えしなければ、と想わされました。
日頃のメンテナンス方法など、お伝えが十分に出来ていなかった自分達店側の6年前の仕事の姿勢について反省。する機会となりました。いくらお金をかけても、日頃の使い方次第でその寿命は伸びもするし、短くもなります。
お持ち主様の想いや所有のしかたが、その先の時を変えてゆきます。 さて、はじめますか!! 来月後半あたりになりそうですが、キレイに蘇ったお姿を改めてご紹介させて頂きますね。
皆様のお手元の時計は、キレイに輝いていますか? 汚れやサビいっぱいになっていませんか? 時には時計を手に取り眺めてあげて下さいね。 そして、気になる方は少しでも早く小さな時計屋店頭までどうぞお持ちくださいね。きっとナニカが変わってゆきます。