2023年2月28日(火)『 本日火曜日の為定休日です』
昨年はどうだったのかも覚えてはいないけど、その差激しい三寒四温を繰り返しいつの間に気づけば2023年も2月末日。 少しずつ日が長くなり、川津桜満開の映像が流れ、「今年もこの季節がやってきた」と感じる。
自分をこの上なく責め さげすみ 追い込み、へこみ 自信を失い 、いよいよ病みそうな程滅入ったところで、イマに戻ってしみじみと現状を味わうう。そして過去も今も全てにアッパレと賞賛する。 これほどの光や歓びが全身に満ちる事が他にあろうかと実感する。今年は上乗せして中村倫也さん演じるルードヴィヒが歓喜する姿と自分が重ね合わせてみえたりもして。 どちらにしても独りよがりの私がしている事ですけどね、まぁ〜 そんなこんなで毎年心の中が忙しい季節な訳です(苦笑)。
一般に、卒業、入学、就職、転職や転勤など新たな生活が始まる季節。相棒となる時計を手にする方も多い季節ともいえるのでは。 ネット購入した時計、プレゼントでいただいた時計、または譲り受けた時計。 自分の一部となりこれから共に時を刻む時計は、自分のモノになっていますか?
例えば腕周りのサイズが合っていなかったり、使い方がわからずにいたり。譲り受け(中古購入)したまま汚れや不具合がそのままになっていたり。革バンドが傷んだままになっていたり!?
金属ブレスを革ベルトに変えて新たな仕様に変えてみたり、きれいに洗浄クリーニングしてサイズをあわせておくとか。もちろん経年時を刻んできた時計であればメンテナンスしておく事も大切ですよ。
時計をメンテナンスし(手を加え)整える、という事がその先に刻まれる時を整える、ということに繋がります。そうゆうコトなのかもしれません。少なくとも私はそう想い、その為だけにこの仕事を続けています。
できることをできるだけ、手間ひまをかけて、時を整える。これが小さな時計屋のお仕え事。
どうかご縁いただく皆様の時がそれぞれに良きように整いますように、
さきくませと祈ります。