手巻きアンティーク時計について

2025年6月27日(金)

高温多湿で終日ベタベタしっぱなし、同時に心配も絶えない訳ですが…。でもまだ6月!なんですよね!暑くなるのは確実にコレからかと💦 次の季節が恋しくなりそうな気配 とにかくそれぞれ自身の体調に心して気を向けながこの季節を乗り切りたいものですね。

高温多湿は、人だけじゃなく時計にとっても非常に負荷がかかる。特に年代物のアンティーク達、それからビンテージと呼ばれる年代モノたちも然り。 変わった事など何もなくても、普通に使っているだけでも、その『普通』が、たまたまその時計にとっての度を超えた事にもなりかね無い。 例えば、時々洗濯物を部屋干しするお部屋、その部屋に置いていた時計の文字盤や針にかサビや変色が生じたり。 置いていただけなのに?そんなあっという間に?たった1〜2ヶ月で…?て。

スポーツや運動 それから大型バイクの運転などされる方は特に意識していただく事をおすすめ。落下と共に、衝撃や振動はアンティーク時計にとって負荷がかかり過ぎるようです。『落とした後止まってしまった』コレは時折 耳にする言葉。

60年、70年、80年…、80年前と言えば終戦年です。アンティークと呼ばれる時計達は遥かその数十年前の物も多く、それだけ長く時を刻み続けているのです。デザインもさる事ながら、職人達の想いを受けて作られ、使い手の想いも宿した時計達の放つ音は堪らなく愛おしいものです。

年々、アンティークの時計を修理する職人の技術や修理に必要な材料も確保するのが難しくなってきているのもまた事実…。私たち小さな時計屋にできる事はできる事をやめない事。と感じている。 ひとつでも多くの時計達がまた気持ちよく時を刻めるように、少しでもナニカできればと思うばかりです。

それぞれがそれぞれに善き時と共に在ります様に⏳✨

ご縁の全てに感謝の6月ラスト週末です、皆様ありがとうございます😊

SEIKOアンティーク修理 アンティーク時計の修理