思い出の復活
小さな時計屋を始めた13年前、小ちゃくて愛のあるお店にしたい!!
そう思って始めた。 テーマは「想い出の復活 」
時の測り。
日用品でもあり、機械製品でもあり、また工芸品でもある、
その上、アクセサリーでもあるのかな 、 それが時計。
価値感が時代とともに変わっても、時の刻みは変わらない。
チクタクチクタクと淡々と刻まれる時間…(^-^)
時計の修理に10数年間携わっていて、今でも時々 フッと想う事。
時間は同じ様にチクタク刻まれていても、時計に宿る想いや、時の経過は
それぞれ全く違う、て事。
形見分けでいただいた時計だったり、結婚の記念だったり、
学生の頃からずっと共に生きてきた相棒 てモノだったり…。
その時計を修理するにあたり、お金をかけてまで治すか否か。これもそれぞれ。
治したい!そう想う方とのご縁をいただいた時、
その時計に込められた、 「 想いの重み 」をズシリと感じる…。
何とかいい状態に戻し、お渡しをしたい!!そう想う。
接客スタッフがお客様から受けた情報を、サービススタッフにどう伝えるか、
そして直接担当する職人にどれだけの情報をどう伝えるか、 伝わるナニカが大きければ大きいほど、
当然直接施術する職人の魂に火がつく… そんなもの(*´꒳`*)/
で、あれば、
私たち小さな時計屋の役割は、
お客様の想いを重く受け止め、その思いをカタチにし、復活させることに尽きるのであろう。
他国の時間を気にしながら、そしてその地で過ごした時の
「 想い 」にどこかシンクロしながら過ごすことになった。
トキて、そうゆうことなんや…、ココだけじゃなく、皆それぞれの違う時が
流れているんだ、て想えた。
時に携わる仕事をさせて頂けている事に、ただただ感謝の思いが溢れ
思い出いっぱいの時計達を、誰かの大切な想いがいっぱい詰まった時計達を、
そのまま素通りするなんて、できない!!
諦めずに最善のチョイスをし、大切な想い出の復活のためのご提案が、
できる店でいたい。
1つでも多くの時計達の それに携わった方々の「想い出の復活」のお手伝いをしたい
と想う夜。 ありがとうございますー☆
テル