アンティーク時計のメンテナンス

2月8日(月)

「アンティーク時計」というと、クォーツ(電池)式時計が誕生する前の時代

に時を刻みはじめた時計達。…という事になるだろうか。

1970年代前半くらいまでの手巻きや機械式時計達をそう呼ぶ方が多いのかな。

(アンティークスモセコ付き/27,000/5週間)

ほぼ自分と同年代、もしくは大先輩(笑)

『すごいなこの子達!!』て。 いつものことながらそう思う。

メンテナンスや修理を一度も受けたことのないまま50年以上が経ち、ナニカのご縁と

余程のタイミングで、ココにやってくる時計も少なくないし、

定期メンテナンスのためのオーバーホールを何度も何度も受けながら、大切に使われ

続けているのが伝わってくる時計もある。

(アンティーク2針/25,000/4週間)

どちらにしてもさ、

戦争があったり、天災があったり。それ以外にもクォーツ発売の波やお引越し、

キリが無いほどの大波小波があったはず。

いろんな波を何度も越えて、ココで復活の時を迎える。というなんとも不思議な

ご縁を感じて胸の奥がジワジワしちゃって仕方がない ^ ^;;

(アンティーク複雑機構/38,000〜/5〜6週間)

今この断捨離やお片付けブームの中で、譲り受け、ネット上での購入などなど

メンテナンスをされ無いまま、お手にされている方も多いご様子。

アンティークショップで並んでいる時計の中にもメンテナンスがされているモノ

いないモノ、さまざま。

メンテナンス次第でその後の時の流れが良くなる素質を持った時計達が、気持ちよく

動き出すことができる様に、私たちに何ができるだろうか。

そんな想いでアンティークの修理に注力してきた経験が、あるからこそできることが在る。

コレは、小さな時計屋の宝物だなぁて想えます。

アンティーク時計はメンテナンス次第でまだ何十年も時を刻み続けることが可能です。

どうぞ機会があれば、お早めにメンテナンスをご検討いただくことをおすすめしますよ。

お持ち主さまが「メンテナンスしたほうが良いかな」そう感じた時がタイミングです☆

さて、今日は月曜日。 どんな時計とご縁をいただけるのでしょうか。

そんな風に想いながら1日を過ごしてみよう〜!!笑

どうぞ皆さま、今週も引き続きよろしくお願いします☆