アンティークGRUEN

人いっぱいの名古屋駅のど真ん中、梅雨明け間近の暑い1日。

そんな土曜日のこと。

小さな小さな時計屋に、

おそらく1950年頃の、手巻き時計のグリュエンが持ち込まれました。

お持ち込み下さった女性のお母様が生前所有されていたものだそう。

HPブログかインスタか、とにかく何かSNSを見ての初来店、とのことでした。

小さな時計屋 起業当初からの15年。

アンティーク時計含め、想いの宿るモノの修理に力を注いできたこと、

お預かりするにあたってご承知頂きたいこと 等、ひと通りの想いを

ご説明をさせて頂きお預かりさせていただきました。

そしてなんと、事もあろうに。 私……。

お客様を泣かせてしまいました…。

ご、ごめんなさい!!!

時計ひとつひとつがどれも、宝物。

想いを込めてデザインされた方がいて、

想いを込めてそれをカタチにした方々がいて、

その作品に惹かれた方がいて、

贈り贈られ、想いと共に手にした方がいて、

そこには、そのどこかで携わった多くの方々の想いと共に、

紡がれてきた時が在り、人が在り、そして今。その時計が目の前のココに、

また新たな時を刻む、その時を待つ 時計が在る。

そう想うと胸が熱くなるのです…。

しかしお客様を泣かせてしまうとは思いも寄りませんでした。

何十年もの時を経て、それまでの環境に別段関係なく、動く。

そんな強固な 時計達の存在。

コレだけでも感動に値する!!と日頃から感じている私。

だからこそ、 そんな 「想いを時計と共に復活させたい!!」

そんな想いで胸が熱くなる毎日なのです。

夏休みに入り賑やかな名古屋駅。

空気は暑く、想いは熱く、過ごさせていただけることに感謝いっぱいです。

ありがとうございます!

てる