想い出の復活

この言葉をこのお仕事のテーマにしようと決め日々過ごす中。

特に、夏はそれが強烈な事象となって降り注ぎます。

神戸のお住いのY様とのお出逢いはHPをご覧頂いてのお問い合わせが

その始まりでした。

この度は、お嬢様の時計の修理をと、ご依頼をいただきました。

聞けばお嬢様は海外へお引越しをされるとの事。

これは是が非でも、それに間に合う様にお届けを。

と最優先で対応させていただきました。

無事にお届けすることができホッとしつつも、大切なのは、これから。

この時計がこれから始まる新たな海外での生活空間に設置され、

ご家族様の笑顔と共に、静かに、心地よく刻む「トキ時」の流れに添うこと。

ベネチアガラスの職人達が、想いを込めてひとつひとつ創りあげたであろう

素敵な掛け時計。

どんな方が、どんな想いで、これをデザインし、商品(作品)として世に送り出した

のでしょう。手にされた方は、どんな想いでその時その時計を手にしたのでしょう。

今そこにある、その時計は、いったいどれだけの想いを介してそこにやってきたのでしょう。

つい、そんなことを想ってしまいます。

これは、腕時計も掛け時計も、貴金属やジュエリーにも言えること。

全てのものは、誰かのそうした想いの創り上げた宝物。

それらの復活の瞬間は、モノが治るのと同時に、その想いも復活

するのではないだろうか。

とさえ感じさせてくれる。

小さな時計屋もおかげさまで15期の締めの夏。

感動と感謝以外何もこれを表すヨイ言葉が浮かばないへっぽこな私です(笑)

今一度、身の回りを整え、大切にすべきものがナニカ。

見直す機会をいただいているのやもしれません。

ただただ、皆さまとのご縁に感謝の夏!

ありがとうございます!

てる