輝ける星 オリエントスター
いつだったか…少し前に、スタッフY君が、お客様のアンティーク時計のベルト交換の
ご相談に乗っている姿があった。
ベルトの接続部分が特殊で、巻き込む必要があるため、既製品のベルトでは
つけることができず、種類は少ないが引き通しのリボンベルトタイプのものを
お選びいただくか、 もしくはオーダーでお作りさせていただくか…、
の選択ということになる。
その時お客様は、引き通しの革ベルトをご選択頂いていたようで、
メーカーに注文をかけ、早速お取り寄せをさせていただくことになった。
昨日、入荷したそのベルトを受け取りにご来店いただいた際に、
時計をブラッシング、拭き上げ、ベルトを付ける際に目に留まった…。
海外のアンティークかと思ったら、「オリエントスター」!!
スゴイ!! この年代のアンティークは珍しいわけでもなく時々見るし、
私自身50〜60年代のアンティークは大好き!!とはいえ、メイドイン JAPAN!
のオリエントスター、そしてレディース、その上状態良し、
全くもってデザインが素晴らしく可愛いッ!!
70代と思しき、その御夫人とお話しさせていただき、さらに驚き!!
「 104歳の大正生まれの母がお気に入りなんです、これじゃなきゃ、
というので。 今回はご丁寧に対応して頂きとても助かりました〜 」て。
オリエントスター自体、は1951年からの歴史。
(オリエントスター http://www.orient-watch.jp/orientstar/concept.php )
104歳の方がお気に入りにしている、ということは…?!
限りなく、この時計(オリエントスター)はブランドあげてデビューさせたであろう
初期モデルに近いということ。今と違い大量生産の時代でない頃の時計。
この一本に携わったであろう職人さん、パーツ製造、金属屋、革屋、、
目に見えないたくさんの人々の想いの塊!!なはず。
それが平成30年に、自分の目の前 ココにある、そう感じた
その瞬間、全身に鳥肌が立つような、感動を覚えた。
すごくないですか〜?! すごい!!すごい!!
104歳で、「これがお気に入りだから」と、時計のベルトを変え、手巻きし、
時間を合わせて、腕に乗せて、時計を見時間を気にしながら生活する。
もはやその生きる姿勢を想像し、感動!! 尊敬!!
胸の奥が熱くなる瞬間でした。
それにしても「時計修理屋」 サイコーなお仕事につかせていただいたものです!!
スゴイ歴史の1ページに触れた週末!!
皆さまありがとうございました。
皆さまどうか素敵な1週間をお過ごしくださいませ〜
SHALOMー☆
てる
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ブランドプロミスという番組で2017年12月11日に
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