灌仏会

2021年4月8日(木)

お釈迦様の誕生日。

灌仏会(かんぶつえ)というより花まつり、と言う言葉の方が聞き慣れている方が多いのかな。

私自身は、幼少期にお寺の境内の幼稚園に通っていた頃のことや、学生の頃受けていた

宗教の授業を思い出します。

この一年。

おかしな不条理ばかりが目につき、いったいどこへ向かっているのか、

どうしたいのか、理解ができないでいる…。

まるで……

『友達を作らず、一人でいなさい、喋らず一人で過ごしなさい。

人権などありませんよ。仕事は出来るだけ家でやり、生かさず殺さず程度の収入を

得て暮らしなさい。でも税金だけはしっかり払いなさい。何も考えずただ黙って

言う通りにしなさい。それがお国のため。』

なんて言われているかの様な、本当におかしな現実かと…。

そんな風に見えてしまう私がどうかしているだけなのかな…。

(お気を悪くされる方が見えたらごめんなさい)

これでは身体も、心も、壊れてしまう方が多いのでは無いかと心配になるばかりです…。

子供たちの心身の健康は保たれるのでしょうか、これから社会に出てゆく若者達が

利他のために動ける社会に、人の道へと導かれるのでしょうか、

人生終盤の方々は心穏やかに残り少ない時をお過ごしになれるのでしょうか。

いったいどこへ向かっているのかな…。

とは言え、私の様な凡人にはナニカできる程の力もなく、大したことは何も出来ず…。

せめて、ご縁を下さる方々の刻まれる時が心地よく刻まれるようにと想いを込めて、

復活のお手伝いをさせて頂くことで、何かのお役に立つことができればと…。

先のことを思い悩まず、とにかく目の前のコトを、ひとつひとつ丁寧に、想いを込めて。

続けられる限り、頑張らせていただきます。

お釈迦様は、天からこの状況をどう観られておられるのだろうか、

嘆いておられるのではないだろうか、

天はコレを良しとされておられるのだろうか、

今、ココにご縁があったからには、私にはいったい何ができるのだろうか、

などということを、つくづく想う灌仏会、4月8日です。

どうかこれからを生きる子供達が生きやすい世の中になります様に。