時計の革ベルト交換

1月28日(木)

時計の革ベルト交換のご相談やご依頼をいただく。

「 ありがとうございます、ベルトの取り付け部分のサイズを測らせていただきます。」

と……、その前に。

(ロシェ/バッファロー/4,500)

※内容とこの写真は全く関係がございません※

先ずは、本体の状態や動作を確認し、問題なしと判断した上でベルト交換。

「ダラダラとめんどくさい、ささっと、お願いした事だけをして欲しい。」

時々、そんなお声も聞こえたり聞こえなかったり(笑) わかる、そのお気持ち!

実際なら私もそう思うかもしれないなと想うから…。

でもね…ワケがあるのですよ…コレには。

起業よりこれまで17年。この間何度もコレで失敗(後悔)しているからなのです。

*時計の調子が良いか否かを診てもらわずに、ベルトの交換をしようと

決めたのはお客様。

*ベルト変えて使おうと思ったら時計が調子悪かった、となれればそれは仕方ない。

*修理をするか、諦めるか、のご選択、コレは店側が悪いわけじゃない。

そう思えますか? て事。

私は、何度もコレで悩み、お叱りやお言葉をいただく中で、葛藤してここまで来ました。

最終、私は私の判断を信じています。

『 お客様からのご希望であったのなら尚更、革ベルト交換をするだけで気持ちよく

お使いいただける状態なのか、他に不具合は無いのか、(例えば)半年後 安心してご愛用

いただけているのか!?ココを具体的に想像し得る状態にして送り出そう。』

小さな時計はコレを実践中です。 なので『数分』余分に時間をくださいね。

(めんどくさいと感じられる方には、申し訳ございません。)

(セイコー純正/ワニバックル付き/18400)

このような今だからこそ。

多くのモノゴトが分断し二極化する流れの中でそれぞれが、どちらを選択するか。

どちらが良い悪いでもなく、

どちらが正しい間違っているでもなく、

ナニを視(み)ながら、どちらで生きるかの選択をする時の様に想えます。

あくまでも選択の条件は「自分が心地よい事」優先で(笑)

その中で、私共小さな時計屋がお役に立てることがあれば、全力でやらせていただきます。

あなたのコレからが、最善の時となりますように。

また寒さが戻る週末になりそうですが皆さま心の中ポカポカにして

お過ごしくださいね〜。 あ、そういえば、明日は満月です!!