時計の外装研磨(ポリッシュ)

2021年6月16日(水)

腕の良い研磨師さんとのご縁をいただき私自身がその仕上がりを見て感動を覚えた「あの時」からどれぐらいが経っただろうか。 分解掃除(オーバーホール)の際に共に簡易ポリッシュをおススメさせていただく中でその多くの方からご依頼をいただき、時計の磨きなおし(簡易ポリッシュ)をさせていただいている。

あれから、仕上がりを確認するたびに惚れぼれする程美しい仕上がり! これまで、一度たりともご期待に添えなかったという事例はなく、皆さま大変ご満足下さっているご様子です。

国内でも有数の有名メーカー様のポリッシュでも、小傷が多く残ったままで仕上がってくるものも多く、時折「これは磨きなおし作業を済ませたものなのか否か」をメーカーに問い合わせ、確認をした事も何度かあるくらい、が実情にも関わらず(笑)

磨きなおしを済ませ、ピカピカ艶々になった時計に再開するあの時の感動は、一度くらいは是非 体感していただきたいモノです⭐︎

「磨く」ということはヤスリをかけるという事で、多少なりとも「削る」という事。 削ると元の形が変わり価値が下がる。なんてお声も実際無い訳ではありませんが、そもそも使用キズがついた時点で、実際は既に変わってしまっていますし、キズだらけの時計とその後磨きあげた時計とを比べる必要があるのかな!?て。(もちろん時計によって異なりますので一概には言えません、あくまでも私個人の見解です。)

その傷一つ一つに想い出が、という方には磨き直し(ポリッシュ)は決してお薦めはしません。外装洗浄クリーニングで汚れやサビ落としのみご対応させて頂いておりますので、それも遠慮なくお申し出くださいね。

・修理しても傷までは取れないからキズだらけには変わりないのか。

・想い出の傷まで磨かれてしまってなんだか自分のものじゃないみたい。

皆さまそれぞれの想いを、尊重できるようにする為に、選択肢を増やしているので、そんな心残りのない様に。 ただただ、お喜びいただける様なご提案やご説明ができる店で在りたいものです。

それより、私は先ず、もっともっと自分磨きしなきゃ! だな(笑)

間違いない!(笑)