テンデンス修理

2022年10月7日(金)

出先ですっぽりと空白時間ができたので、映画を観ました。目の前の事を自らのペースで粛々と進めてゆく主人公の日常。 「気にしない」という四次元的解決法を遥かに超えた五次元的解決法「気にならない」生き様。

与えられた目の前の事を受け入れ、それに対してどうこう言わず、ただ粛々と。 自身の出来得ることの中で全うする。 私がなかなかできないでいる人生の課題をみせられました。 効率重視へと行き切った感の現代だからこそ、真逆でもあるそういう生き方がヨシとされる時代へと、流れはシフトするのかもしれません。

季節柄、少しタイミングをずらしてしまいましたが、Tendenceテンデンスの修理についてのご紹介。 なぜ今コレかって、今週に入り1日半で3件、全く同じ時計の、同じ症状の修理相談をいただいたから。 そのTendenceテンデンスの特徴としては、時計ケース(以下:ヘッド)部分が大ぶりで、ズシリと重さがある。一方ベルト部分はラバーのみのためとにかく無いほど軽量。そう、ヘッド部分のみに重心が偏っているという事。これがおそらく原因かと想うのですが…。(勝手な想像にすぎません)

バランスを崩し床に落としたりすると…。ヘッド部分だけが重いので確実に先に落ちる。そして…、全重を背負って受けた衝撃で、針が抜けやすい(という事例が多いようです)。 実際にその場で気づく方だけでなく、その後時間がなぜか送れたりしてから、アレ!?どうした!?とお気づきになる方も多い。 針が抜けてケースの中であちこち遊び歩いてしまっているのをお伝えすると「ウソッ、あ!ほんとだー、針って取れるんですね。」となる。

この時計、先ほどのとは別のお客様からのお預かりモノ。同じ時計が、小窓部分の針抜けで、1日半で3件。これが偶然ならば他にもTendenceテンデンスの時計の破損でお困りの方が、あちこちに居られる、という事かと。

どうぞお困りの皆様のもとへ、この情報が届きますように。

あっという間に週末ですね。 あまり聞き馴染みはないけれどスポーツの日を含む秋連休。 ひんやりしはじめていますが、どうぞ心ん中はポカポカにして、あたたかな時をお過ごしくださいませ〜。