ティファニーネックレス切れ修理

2022年2月3日(木)

鬼も福も我が身の内に在るコトを改めて感じる2022年『節分』

新たな流れがどうか誰もにとって最善の時となります様に✴︎

小さな時計屋には、週に2度ほど、職人Uさんのところから修理を終え甦ったジュエリー達が帰還する。ふむふむ……、今回ももれなくキレイに仕上がってます⭐︎ 切れたネックレスの繋ぎ修理、それから指輪のサイズ直し、これらがダントツご依頼数 No.1&2。

私はUさんの、とにかく丁寧で細部まで気を配る手仕事が大好きです。  だから、時計屋の看板をあげながらも貴金属修理を店頭で受付ける事を18年続けています。

ティファニーネックレスのトップ部分を手に取りあることを想いました。仕上がりがキレイだったからダイヤモンドが喜んでくれたのでしょうか。

『地球ってすごい!!』

知っていた事なのにちゃんと分かっていなかった。いや今でもちゃんとは分かっていないんだろうけれど。

ダイヤモンドができるためには高温しかも高圧のエネルギーを要する、他にも奇跡的な事が、いくつもいくつも積み重ならなければダイヤモンドは人間の手には届かない。 どんなに新しいモノでも100000000年以上、という長い永い、果てしなくなが〜い時を経て形成され、その内のほんの一部だけが、ダイヤモンドの原石として採掘され、カットされ、研がれ、いくつもの段階を経て、ようやくダイヤモンドとして輝く。

私たちが生を受けるずっと以前から当たり前のように存在する、月や星や太陽をはじめ、身の回りのすべての存在は、ご縁によってこそ在りうる奇跡的な賜物だというコト。 人間は、それらが形成する地球という星の欠片にしか過ぎないというコト。 時々でも思い出してみると、世の中が変わってみえるかもしれない。

どんな時でも、修理品達が教えてくれるコトがある。その声がいつまでも聞こえる自分で在れますように。