貴金属修理に対する想い

2023年1月13日(金)

今も尚私と共に在り、唯一無二の不動のセンターである存在が天に還り、10年だろうか。

夢に、現実に、その存在がいつも側に在るせいか寂しくはなく、心の中があたたかい。

ただ、時折聴こえるそのお声を直に聴きたいと、心底想う時がある。

今年は、どうか、サヨナラが少ない年でありますようにと願うばかりの季節です。

切れたネックレスの修理

そんな今日は、ジュエリー修理についての私の想い(こだわるのはなぜか)について、ウザくなりすぎない程度に

綴ってみようと想う(笑)

最後までお読みくださる方がいたら嬉しいな。

金や銀、ダイヤモンドも、当たり前に在りながら、地球上にどうして在るのか実は解明はされていない不思議。星の爆発やマントルの動きによって数十億年前に生まれたのでは?と言われている…。しかも多くの条件の全てが揃ってこその奇跡……。 そして恐ろしく地中奥深くから沢山の人の手間暇・手仕事を含む命に支えられ、ジュエリーとして完成しお持ち主様との奇跡の出逢いをするのだから。 もはやロマンしかない✨ 

今の世お金さえ出せば手に入る宝石達、故に希少性やその存在にリスペクトする想いは軽薄になってしまうのも当然、なのかもしれないけれど…。 たとえばソコに想いを向けると当然ナニカ変わるよね?て想うのです…。

指輪のサイズが合わなくなってそのまま、傷だらけになってマイブームから降格。

ネックレス切れちゃってそのまま、金具が使いづらくて気づけば使わないまま。

それじゃどう考えたって絶対、地球が喜ばないッ!

ご縁あって出逢ったジュエリー達を手にした誰かが想いを込めて大切に身につけ、そしてまた次の使い手に

バトンを繋いでゆく。そんな循環がきっと地球を喜びに導く。小河が大河へと流れ着く様に大きなナニカが変わってゆく。

そう、例えば元彼に貰ったものだからもう使わない! だとしたら、手放せばいいと思うのです。そしたらまた職人の手仕事によって新たな息吹を吹き込まれ形を変えたジュエリーが次のご縁と共にバトンが渡る。

すごい技術と経験値を持つ職人達がこの循環の小さな隙間で必死に生きているのもまた事実。

この循環のサポートが少しでも出来たらなと。心底そう想うからこそ、この約20年小さな時計屋は時計だけではなくジュエリー修理も、お受けし続けているのです。

1人でも多くの方にこの想いが伝わるといいな、と。今日もそんな想いを胸に修理屋続けてます!

最後までお読みくださってありがとうございます😊

さぁ〜皆様、今日もごきげん様の時をお過ごしくださいませ〜。ー