どっちがこっち

2021年4月29日(金)祝

富士山といえば、新幹線から眺めるあの姿を想像する私。

初めて山梨県側から富士山を眺めた時に「初めて富士山の裏側を見た〜」て思ったの。

その時「あれ?富士山に表も裏も、前も後ろも無いよな。」て。

自分がどこから見るかによって、無意識にこっちとあっちに分けているんだなぁ〜て。

修理についてご案内やご説明をする時、職人や店側の都合で話をするのか、使用するお持ち主さま側に寄り添った上で言葉を選ぶのか、これは同じことでも全く別の事象になるな〜てことを改めて。

どっちをこっちと思い込んでいるのか、無意識に決めてしまっている視座が自分の中に無自覚の中にも確実にある、という事を教えてくれた富士山に感謝だな。

非日常に身を置くと、色々なモノゴトを普段とは違う角度で視せてくれる。言い換えれば、イイ仕事をするためには、非日常に身を置くことも必要、という事。

分かりやすく、イメージしやすい様に、納得出来る様な、そんなご説明ができる修理屋で在りたい、と。

どっちがこっちなのか、どこから見るのか、によって長所は短所であり短所は長所になる。

物事全てはメリットとデメリットを持ち合わせている。

コレ、大切ですね。

いよいよゴールデンウィークのはじまり。どこに向かうのか、どうなってゆくのか、分からないけれどどうぞ皆さまご自身にとって最善の時を心地よくお過ごしくださいませ。

小さな時計屋は連休中も特に変更なく10:30〜19:30の営業をさせていただきます。毎週火曜日を定休日としておりますが、次週4日(火)みどりの日は祝日のため営業させていただきます。