ありがとうのぐるぐる(トタン屋根のケーキ屋編)

2022年9月13日(火)

『本日9月13日は火曜日のため定休日です』

「いつも多分なお声がけをいただきありがとうございます」「こちらこそ素敵なご縁をいただき感謝してます」「沢山の注文を下さいまして、本当にありがとうございました事心より感謝致します」「こちらこそお客様方にお喜びいただけ嬉しい限りです、有難いことです」なんて感じ…笑。   熊本市内にある「トタン屋根のケーキ屋ア・ラモート」の菓子職人新本さんは、私の中で七福神大黒様よりずっと高い位置におられる。最上級の商売の活き神様。お声をお聴きする度に、ありがとうと感謝の交換になり、そこに渦ができるのだからその波が半端ない。しまいに胸が熱くなり、自然と涙が溢れる。

今シーズンお配りしているお菓子の第三便が届いた時、段ボールの重さに……!?!? 違和感を覚え開けてみるとやっぱり。ズシリと重みのあるパウンドケーキが入っていた。 そしてその日は熊本の祖母のお誕生日だったのだからこれまた嬉しい限りだった訳で…。美味しい紅茶を淹れ、お気に入りのお皿に移し、祖母へのバースデーソングを心の中で唱え、美味しくいただきました。

口へ運ぶと優しい新本さんの想いが、全身に沁みてゆくような優しいケーキ。 クッキーひとつとっても、アーモンド、小麦粉、バター、それぞれ厳選して集めた材料達を熟練の手仕事で深い感謝の想いと共に練り込まれ美味しいクッキーへと焼き上げられる。

いただくと幸せの味がする♡ ありがとう、こちらこそありがとう、と感謝の交換をするだけで胸が熱くなり、溢れる涙を止められなくなる。

今この世に、ありがとうの循環が渦巻き心温まる場所が、そう想える関係性が、一体どれくらいあるのだろう。新本さんは30年以上、毎日焼いたケーキを自らの自転車で🚲配達されている。 今では、その自転車に出会うとHAPPYが訪れるとの伝説にもなっている。

地球遊びのプロフェッショナルでもある写真家Tさんがよく仰る言葉が浮かぶ。 せめて自分の周りにいる縁ある人々だけでも全力で愛したい、そしてそれぞれが幸せで居られるよう全力を尽くす。そう、例えば皆がそれを実行に移せば、世界は必ず幸せになるはずだから。と

全ては自らの観たいように視え、在りたいように在れる。今こうして、有難さを噛み締めながら、感謝と共に在ることが自らが幸せなのだとつくづく想える。

ありがとうのぐるぐる循環!に感謝です。

誰かに心を込めて感謝の想いを伝える。たったそれだけがこの世が幸せに導かれるカケラになる。単純なのにそれが出来ないイマ。 めんどくさい事や手のかかる様に感じる事ほど、丁寧に想いを込めて。そんなふうにできたらいいなぁ。