2025年6月13日(金)
梅雨ならではの重たい空気、梅雨らしい色が広がる空、動く度に汗でベタベタする身体……。 紫陽花をはじめ 水分を多く含む植物達には きっと欠かせない『ご褒美雨』だろうだなぁ〜、なんてコトを想えば、少し遠回りしてでも紫陽花が咲く通りを歩きながら帰宅するのが楽しみにも感じたり。 日に日にそれぞれが鮮やかな色に染まってゆく紫陽花は、色気の少ないこの季節に華を添えるために存在しているのかもしれないな〜、なんて妄想したりw。 何が本当か知らないけれど、結局のところ全てのモノ・コトに感謝しかない!!

そんな今回は、年代物アンティークの時計について。湿度爆上がりのこの季節には向かない時計の為、できれば少しでも涼しく、適温湿度の保たれやすいところへ保管されると良いでしょう…。浴室やダイニング、よく洗濯物を部屋干しするお部屋などは避けていただくと良いかと。 汗ダクに必須のお出掛けには是非お留守番を😊


アンティークといえば先ず気にかけていただきたいのが水気厳禁🚫 手を洗う時、水を触る時、それがもしお湯ならなおさら、十分気を付けておかなければ内部に水分が入りやすい、もし水気や湿気が時計内部に入ると…。浴室の曇った鏡やラーメンを食べた時のメガネみたいに…、温まると細かい水滴で曇ってしまったりするので要注意です。


お持ち主様と共に長く時を刻んできた時計、人の身体同様それぞれ「その時」が来ると油切れを起こしたり、精度不良を起こしたり、ゼンマイがプチンと切れたり、それぞれになにかしらの不具合が生じはじめる。こうなるとオーバーホールが必要となり、大凡ひと月ほどのお預かりとなります。
もちろんその時の不具合が出ない様にと、自動車の車検の様に数年に一度オーバーホールに出されるお持ち主様もみえます。

メンテナンスに出すタイミング、保管状態、使い方、全てはそれぞれ。だからこそ症状も不具合も全てそれぞれ。時計もお持ち主様もそれぞれにとって最善の時が過ごせる様、小さな時計屋のできるコトを精一杯。
そう強く感じる梅雨入り2025。
大きなトラブルのない梅雨で在ります様に🙏✨

