記憶

あれから8年早い様な、その逆でもう随分前のことの様な。

8年前の3月末で以前営業していた時計貴金属店のお店の閉店セール中。

スタッフは基本自分一人。

毎日、朝から夜までお顔見知りのお客様方がひっきりなしにお越しくださり

泣いたり笑ったりで最後のご奉仕。お休みを取る暇も、気もなく、

毎日店頭でお客様と過ごしました。

たった1日だけお休みをいただいたのがまさに3月11日だったのです。

数字的には問題なく、うまくいっているのに他の理由と「カン」だけで閉店を決めた私。

アホ?! バカにもほどがある ?! そう自問自答し、毎日泣いて、

アホな決断をした様な気がして後悔してみたり、でもやっぱりこれでいいんだと

奮い立たせたり、とにかくよく泣いた8年前の3月。

お客様方との別れを惜しみ、申し訳なさと、切なさと、なによりも感謝で、

胸がはち切れそうな日々。

テレビを見る暇もなく過ごしていて、地震のことを知ったのは、深夜になってから

の事でした。

テレビに映る想像絶する大変な状況と、何もかも無くそうとしている自分の選択が

重なって写り、心の中が真っ暗になって、呑み込まれる様な感覚を覚えた。

どうしたら良いかわからなかくなり朝までただただ泣いた記憶。

朝名古屋に出勤すると、昨日までと変わらず多くのお客様。

「多くの支えに感謝し、前を向いて生きるしかない!!」と強く感じたのを

はっきりと覚えている。

そうあれから8年。 間違いなくあの転機のおかげで、今がある。

大きなナニカを切ると大切なものに出逢う。ということの様です。

今、とても幸せです!!

てる

多くの方に支えられ生かされている事に感謝し、前を向いて