時計のベルト交換

とても「素敵な作品」と思える時計に出逢いました。

広島出身の8月6日生まれのあるお客様がお持ちになったその時計。

ひとこと……「 真っ白。」

リューズも針も、ベルトもすべてがまーっしろです。

ただ、8時15分のところだけが黒い線がデザインされている。

真っ白な針が8時15分になる瞬間だけ、デザインの黒いライン部分を

消し、全てが真っ白になるその時計。

そう、広島に原爆が落ちたその瞬間全てが消え真っ白になる。そんな作品。

ベルトが劣化し、変色していたので、イタリア🇮🇹モレラートの夏の新作

黒のラバーと真っ白の革のコンビベルトに交換させていただきました。

すッと引かれたその黒いデザインがベルトの脇のラバーのラインにピタッと

コラボしとっても美しい時計というより「作品」になりました。

現代に生かされている私たちすべての人の課題でもある過去の大事。

それをこの様な素敵な作品にされたクリエイターさんの想いが、なんだか

ジーンと染み入る様な気がしました。

悲しむことでなく、この時計がコレからどんな時を刻んでいくのか、

に意識をシフトし、思いっきりその時計に想いを込めてベルト選びのお手伝いを、

そして加工、取り付け作業をさせていただきました。

お持ち主様も、とっても喜んでくださいました。

箱に入ったままずっとこの時を待っていたのかもしれません。

想い出の復活!!です。

なんだかとても貴重なお出逢いでした。

あー、仕合わせ!!が、心から幸せ!!

ありがとうございます😊

てる